中部電力の事例に学ぶ、顧客向けIDを統合してDXを推進する方法とは

　電力の自由化以降、厳しい競争にさらされてきた中部電力。同社では今後の生き残りを図るべく、従来の「電力の安定的な供給」を事業の柱としながらも、新しい成長分野の確立を目指していた。この新たなチャレンジの原動力となったのが、ITの活用によるDXの推進だった。

　中部電力では事業の多角化に向け、さまざまなグループ会社を設立し、それぞれが独自に顧客向けに生活インフラを支えるITサービスを提供していた。しかし、グループ会社間の連携はなく、サービスごとにIDの認証基盤が異なっていたことで、セキュリティや利便性の面でリスキーな状態であった上、複雑な環境ゆえに開発工数も増大していた。

　本動画では、中部電力におけるグループ会社ごと、顧客向けITサービスごとのID管理のサイロ化を解消することを目指した取り組みを紹介する。同社では新たな認証基盤としてグローバルで実績のあるIDaaSを採用し、全グループ、全サービスの顧客向けIDの統合を実現。セキュリティリスクの低減、開発効率化、ユーザーの利便性向上など、さまざまなビジネス成果を挙げることができたという。