毎月の給与計算は、間違いがあってはならない業務の1つだが、月によって金額が変動する項目も多く、ミスをゼロにすることは難しい。そのため、ミスを起こしたときにどのように対処すべきかをあらかじめ頭に入れておくことが大切だ。
例えば、月の途中に入社した社員の日割り給与額を間違えたケースで見ていくと、まずは日割り計算ができていない社員が他にいないかを確認し、その上で計算方法を確かめ、過払い金額を計算する必要がある。そしてダブルチェックをして金額を確かめた後に、対象の社員に過払いの経緯と金額についての説明と謝罪をし、過払い金額の精算をするという流れだ。同じミスを繰り返さないためにも、新入社員の氏名と入社日をリストアップし、給与計算時に日割り計算が必要かどうかを確認できる体制を整えておくことがよいだろう。
本資料では、このような給与計算で起こりやすいミスを17のシーン別に取り上げ、それぞれの対処方法を具体的なステップに分けて解説する。併せて、ミスを事前に防ぐための予防策も紹介しているので、給与計算の業務フローの見直しに生かしてほしい。