国内に多数の店舗を展開する大手コンビニチェーンのセブン‐イレブン・ジャパン。同社では中長期的なIT戦略として、クラウド上にデータ活用基盤「セブンセントラル」を構築。散在しているPOSなどのデータを単一の基盤に集約し、リアルタイムで活用していくことを目標としたデジタルトランスフォーメーションに乗り出した。
分析に関わる部分ではビッグデータ分析に特化したデータウェアハウスを、外部サービス等に利用する部分では迅速なレスポンスが可能なリレーショナルデータベース(RDB)を導入した「使い分け」を行う構成だ。その過程で課題となった、「1分ごとに送られてくる全店舗の売り上げ・在庫情報」には、フルマネージドのストリーミングデータ処理サービスを利用しつつ、テストデータを基にしたコスト最適化のチューニングで対応した。
最終段階のテストでは約5分での情報取得を実現し、1時間以内という当初の目標を大幅に上回る結果になったという。現在では通常業務や営業だけでなく、企業戦略や業務改革での活用も視野にいれた開発が進んでいる。本資料では同社の事例を基に、導入ソリューションとパートナー企業の取り組みについて紹介する。