ささいなミスが大規模な障害発生につながりかねない現代のネットワーク環境において、「監視」の重要性はますます高まっている。その典型例は、同一ケーブルを1台の機器の2つのポートに挿してしまう「ループ」で、この状態でブロードキャストを実施すると、ループ内で延々とデータ転送が繰り返され、結果としてネットワーク全体の帯域圧迫などが引き起こされてしまう。
こうした事態を未然に防ぐためには、ネットワーク内の全ての機器に対して、ポートレベルで常時監視し、異常があれば速やかに対処する必要がある。しかし多くの企業では、慢性的なネットワーク管理者の不足、管理対象となる機器の増加などの要因により、障害への対応がいつも後手に回っている。
本コンテンツでは、物理/仮想/クラウドなどのプラットフォームを問わず、ネットワークからサーバ、データベースまでカバーする、統合監視ソフトウェアについて紹介する。併せて、ループ発生の検知や対応のユースケースについても、実際の操作画面を交えて解説するので参考にしてほしい。