メルセデスAMGペトロナスのフォーミュラワンチームは、モータースポーツの頂点である「FIAフォーミュラワン世界選手権」に参戦している。同チームは、2014年から7回も世界チャンピオンを獲得しており、コロナ下におけるリモートワーク環境でも“革新の継続”を実現している。
同チームの技術部門を支えているのが、あるリモート接続基盤だ。同基盤を活用することで、世界中を移動して競技に参加している少人数のクルーを、技術部門が強力にサポートできるようになったという。例えば、英国にあるテスト開発ラボで行われているテストをリモートで監視できる体制を整えたことで、エンジニアは時間外にテストを成功させたり、複数のテストを同時に実施できたりするようになり、テストのスピードと効率が大幅に向上した。
また同基盤によって「レースへ出張する人数を削減」「機械や工具の専門家が修理作業のために本拠地に来る回数の削減」などを実現し、二酸化炭素排出量の削減など、サステナビリティの取り組みも進めている。本資料では、同チームの事例より、このリモート接続基盤について紹介する。