コロナ禍を契機にリモートワークが普及し、オンライン会議の利用も急速に拡大した。このオンライン会議で今、「聞き取りづらい」ということが大きな問題となっている。特に会議室と自宅をつなぐハイブリッド会議においては、「会議室の参加者の発言が聞き取れない」と不満を漏らす人が多くなっている。
実際、音声品質の低さから悪い影響を経験している人は82%、また3分の1以上の人が仕事の満足度低下につながっているという調査結果もある。この悪影響がもたらす参加者への“ストレス”を軽視しては、会議の質の低下を招く恐れもある。
本資料では、このストレスの正体について日本のITコンサルティング企業と米国の音響メーカーがチームを組み、実証実験を通じて明らかにしている。会議音質が悪いと聞き手の認知機能が低下し、会議内容への理解が低下することが分かったという。このストレスを回避するにはどのような対策が必要か、さらに詳しく考察する。