ビジネスを取り巻く環境が激しく変化する中、変化に素早く対応して競争力を高めていくためにも、DX推進は必須の取り組みだ。その重要な鍵を握るのがビジネスプロセスの自動化だが、実践には基幹システムをはじめ、顧客体験やサプライチェーン管理、資産管理などを含めたエコシステム全体で戦略を練る必要がある。
例えば新製品の製造・販売で見ていくと、工場内にある1つの機械が新製品の製造を開始するには、大量のデータ設定が求められる。しかし、さまざまな場所に散らばるデータを手作業で収集・入力していては、時間や手間がかかるだけでなくミスの原因にもなりかねない。1つのミスが製造の下流工程に影響を及ぼす他、もし顧客データにおける見落としが発生すれば、出荷や請求におけるトラブルへとつながってしまう。
こうした状況を回避するためにも自動化が欠かせないわけだが、どのような推進アプローチが効果的なのか。本資料では、代表的なERPであるSAPを例に、自動化を成功させるために必要な機能について詳しく見ていく。