ハイブリッドワークの拡大で従業員が柔軟な働き方のメリットを享受できるようになった。一方で、企業文化の喪失など、コミュニケーションに関連する課題も浮上しつつある。ある調査によると41%の企業が従業員をオフィスに戻すための施策に取り組んでおり、オフィス再設計の理由として38%が「コラボレーションの促進」を挙げた。
だが、その環境整備においてはWeb会議の音声品質が重視されないケースが多い。近年の研究では、低品質な音声は会議参加者へのストレスや理解力の低下、プレゼンテーションへの嫌悪感など生産性に悪影響を与えることが分かっている。また、リモート環境で勤務している従業員は人的ネットワークの利用が難しく、昇進の遅れなどが指摘されており、その状況をさらに悪化させかねない。
本資料ではこうした調査結果を基に、ハイブリッドワークの浸透によるオフィス再構築の傾向に加えて、見落とされがちなオーディオ品質の影響を事例も交えて掘り下げている。快適で実りあるコラボレーション環境には何が必要なのか、改めて考えさせられることだろう。