プログラミングの知識を持たない非IT人材でも業務システムの開発を行える「ノーコード開発ツール」。IT人材の不足が深刻化し、また現場主導のデジタルトランスフォーメーション(DX)の必要性が高まる中、その導入で成果を出す企業が増えてきた。
企業の情報システム担当者503人を対象に行われた調査によると、3社に1社がノーコード開発ツールを導入済み。その9割近くが導入効果を実感していることが明らかになった。具体的な効果として、業務効率の改善や内製化の実現、ペーパーレス化やコスト抑制などが挙げられ、DXの推進につながっている様子がうかがえる。
一方で、「凝ったことをしようとするとスクリプトやRPAが必要になる」「外部システムとの連携が難しい」といった不満を抱える担当者も多く、また、導入できる人材が不在で導入していないなど、導入前後の課題も見えてきた。こうした状況を改善するには、完全ノーコードで高い拡張性を持つ開発ツールを選ぶ必要がある。本資料では、同調査で明らかになった実態や課題を基に、ツールに求められる要件を考えていく。