少子高齢化によってソーシャルキャピタルが低下し、地域主導による市民の健康増進・交流推進といった行政課題が増える中、歩行者を中心とした街づくりである「ウォーカブルシティー」が注目されている。この都市計画を策定する際の現状の調査・分析で活用されているのが、Wi-Fiや基地局などから取得した「人流データ」だ。
これらのデータは、通常5~10分間隔で取得するが、スマートフォンアプリを活用した手法により、これを1分間隔にまで短縮した企業がある。位置情報を取得する間隔が細かくなることで、人の動きを点ではなく線で確認できる上、ユーザーに許諾を得てデータを利用しているため、連続性を持った行動パターンを把握することが可能だ。
同社では、ユーザーの性別や家族構成などの属性情報との掛け合わせの他、これまで蓄積されてきたノウハウを基に「ユーザーが移動中なのか滞在中なのか」「移動手段は何か」など、より深く分析できるデータの提供も可能だという。本資料では、2023年10月に開催された人流データ解説セミナーより、活用事例などを交えつつ、同社が提供する人流データについて詳しく紹介する。