事務部門の職員や、教員/学生向けに提供するデスクトップ環境の仮想化に早くから取り組み、一元管理や業務継続性向上を実現してきた北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)。しかし近年、OSやアプリケーションの進化、データサイズの増大、動画や画像の取り扱いの増加が進み、処理能力不足が課題となっていた。
そこで同大学は、GPUの導入を決断する。VDIでの大規模展開に向いていること、VDIの性能や可用性の向上、運用管理の効率化を実現できることを要件に製品を比較検討した結果、ある仮想GPU(vGPU)搭載の高性能サーバが選ばれた。このvGPU搭載サーバは高い処理性能だけではなく、管理や設定の柔軟性、冗長化など、多くのメリットが期待できるものだった。
実際に同サーバの導入後は、VDIの処理能力が高まり、動画や音声のトラブルがほぼ皆無になるなど、快適性が大幅に向上。また、サーバ台数の集約により業務継続性も改善された他、グラフィックス以外の用途にも多くの効果が生まれている。本資料で、vGPU導入の決断に至った背景とその実力を詳しく見ていこう。