ガートナー社が2019年に提唱したSASE(Secure Access Service Edge)は、IT環境におけるネットワーク機能とセキュリティ機能をクラウド上で統合するというセキュリティフレームワークで、ゼロトラストの実現につながる考え方として注目されている。その効果はサイバーセキュリティ対策だけにとどまらず、管理者の負荷軽減や、ネットワーク遅延の防止など多岐にわたる。
一方で、SASEは特定の製品を導入するような目に見える施策ではないため、経営層の理解が得られにくいという課題がある。このため担当者はSASE導入の目的やメリットを明確化し、経営層を説得しなければならない。
本資料では、SASEの導入にあたって担当者が取るべきアクションフローを、「導入の理由」「費用対効果」「期間とフロー」の3フェーズに分けて詳細に解説する。導入を検討している担当者は、効果的な“社内営業”の進め方を知ることができるだろう。さらに、SASEの導入によりセキュリティ強化と運用負荷軽減を実現した事例も紹介しているので、ぜひとも目を通してほしい。