データベースや基幹系など、ミッションクリティカルなシステムをクラウドに移行する際、PaaSに比べてオンプレミスの環境を大きく変える必要がなく、バージョンや機能の自由度も高いことから、選択肢にあがりやすいのがIaaSだ。一方、IaaSは責任共有モデルにおけるユーザーの責任範囲が、PaaSやSaaSよりも広い点に留意する必要がある。
Microsoft Azureを例に取ると、物理サーバや電源などの基盤についてはベンダーの責任範囲だが、OSやミドルウェア、アプリケーションはユーザーの責任範囲となるため、障害対策は別途ユーザー自身が講じる必要がある。その方法には、手動での再起動、バックアップ、HAクラスタの3つがあるが、それぞれに特徴が異なるため、正しく理解しておきたい。
特に、止められない基幹系システムの障害対策には、自動復旧が可能で、RTO(目標復旧時間)やRPO(目標復旧時点)を最小化できるHAクラスタが最適となる。本資料では、IaaS環境における障害対策の3つの方法の違いを解説するとともに、Azureで多くの導入実績があり、Oracle DBの安定運用を実現するHAクラスタ製品を紹介しているので、参考にしてほしい。