医療に欠かせない患者の健康情報、セキュリティ強化は「ブラウザ」から進める

　多くの業界で生産性向上（効率化）が課題となっており、その解決策としてIT活用が進んでいる。ただ、このアプローチは、情報セキュリティという別の課題を伴う。さらにグローバルな医療業界固有の問題もある。医師はBYODを含むさまざまなデバイスを使用し、複数の病院や医療システムにまたがって業務することもあるため、デバイスの種類に関係なく、安全に患者の健康情報（PHI）にアクセスできる環境整備が求められてきた。

　もう1つ、見直しが求められているのが、仮想デスクトップインフラストラクチャ（VDI）だ。確かにVDIはセキュアにWebアプリケーションを利用できるが、複雑さが否めない。実際、VDIにログインしてプロファイルを再確立するだけで、15分かかると報告するユーザーもいる。

　そこで、本資料が提案するのが「エンタープライズブラウザ」という解決策だ。どのデバイスからでも必要な医療システムアプリに安全にアクセスできる上、データ漏えいも防止する機能を備えるという。VDIよりも低コストでシンプルであり、医療業界に限らずセキュリティと生産性を両立する強力な手段となりそうだ。