ある遠隔医療企業では、数千人の契約臨床医のネットワークを利用している。患者データ保護は不可欠なミッションだけに、同社が臨床医向けのPC環境を整備するに当たって「ラップトップPCを購入・設定して発送する」「Desktop as a Service(DaaS)を利用する」という2案を検討したという。
ただ、いずれもセキュリティのニーズは満たすものの、前者は時間とコストがかかりすぎ、後者は導入・運用に大きなコストを要することから断念。代わって選ばれたのが、セキュリティ機能を備えたエンタープライズブラウザだった。このブラウザを自分のPCにインストールし、認証情報を用いてログインするだけで、ブラウザ上から診療・治療に必要なアプリにアクセスすることが可能になった。
さらに患者データをセッションごとにブラウザから完全消去する機能もあり、セキュアな保護を実現している。本資料ではこの取り組みを通じて、いかにデータ保護と利便性を両立した環境を実現できるのかを、DaaSと比較しながら詳しく紹介する。