ドイツに本社を構える統合金融サービスプロバイダーの「Allianz Group」。世界各地に拠点を置き、業務部門も多岐にわたることから、データガバナンスや個人情報保護法、異なるテクノロジー基盤への対応など、“分散化”に関連する多くの課題を抱えていた。
人事プロセスの分散化も大きな課題として捉えていた同社。従来、グローバル構造の複雑さを考慮し、標準化されたプロセスを導入するのではなく、ガバナンスポリシーと最小限の基準を確立することに重点を置いていたが、人事プロセスの一貫性を向上させるべく人事・人材管理(HCM)システムを導入した。データ活用環境の大幅な改善により、迅速かつグローバルなインサイトの獲得などにつなげている。
また、同社では1年間で1万5000人以上の社内異動が発生するが、HCMシステムを活用して各部門や各国・地域で従業員が異動する際の手動ワークフローをなくしたことで、時間とコストの大幅な削減も実現した。それでは、同社ではどのようなシステムを採用し、どのように体制を整えていったのか。本資料では、同社のHCMシステム導入プロジェクトの全貌を紹介する。