企業が労働基準に関する法令にのっとった運営を行っているかを調査する「臨検監督」。労働基準監督官が企業を訪問し、帳簿や書類の確認、責任者への事情聴取などを行うものだが、企業側からは「どう対応したらよいかよく分からない」など、不安の声も聞こえてくる。しかし、臨検監督は“知らなかった”では済まされない重要な調査のため、スムーズに対応できる体制を整えておくことが大切だ。
調査項目としては、労働時間や賃金、安全衛生などがあり、具体的には「休憩時間が労働基準法で定められた基準を下回っていないか」といった内容を確認・指摘されることが多い。また、調査では基本的に、調査項目に関連する書類をもとに法令違反がないかをチェックするため、必要書類をすぐに提出できる状態にしておくとよいだろう。
本資料では、臨検監督の基礎知識をはじめ、調査が入った際の対応方法や日頃から取り組むべきことなどを紹介する。調査で見られやすいポイントも細かく解説しているので、自社に法令違反の可能性がないか、自主点検する際のガイドブックとしても活用していただきたい。