企業が新たにITシステムを導入しようとする時、「クラウド」を第一候補に検討するのは今や“定石”といえる。しかし総務省の調査によると、一度もクラウドを利用したことがないという企業は3割程度に上っており、さらにそのうち3割強の企業が「セキュリティへの不安」を理由として挙げているという。
逆に利用する理由としては、「保守」「安定運用」「可用性」「バックアップ」「信頼性」などが挙げられており、これらもセキュリティと関連するキーワードであるといえる。一見矛盾するようだが、この状況はクラウド環境でセキュリティの要件が変わることに不安を抱える企業と、それらを理解した上で導入して成果を挙げている企業との差であると考えられる。
いまだ不安を抱える企業のため、本資料ではクラウド活用に当たって押さえておきたいセキュリティの考え方や課題、そして向上のための施策を丁寧に解説している。さらに、クラウドの用途の1つであり、システムの可用性を高める「ディザスタリカバリー(DR)対策」についてもポイントを紹介しているので、参考にしてほしい。