デジタルトランスフォーメーション(DX)がうまく進まない現状に、経済産業省が警鐘を鳴らした「2025年の崖」。2025年に最大12兆円の経済損失が見込まれるというシナリオを回避するには、DXの足かせとなっているレガシーシステムから脱却し、ITコストの合理化と、IT人材育成とを並行して進める必要がある。
そのための基盤となり得るのが、クラウドだ。しかし、既存システムを一気にクラウド化するには、膨大な手間とコストがかかる。そのため、クラウド移行後に運用管理の手法をより先進的なものにモダナイズしていく「リフト&シフト」を行い、その中間地点で「ハイブリッドクラウド(オンプレミスとクラウドを組み合わせ、双方のメリットを享受できるように構築されたITシステム基盤)」の段階を経るのが、現時点での最適解となる。
本コンテンツでは、2025年の崖を回避するためのリフト&シフトのロードマップの描き方を、5つのステップとして紹介する。また、その中間的な段階として目指すべきハイブリッドクラウドのメリットと、具体的な構築手順についても解説している。