地球規模の課題である気候変動問題の解決に向け、日本でも経済産業省がGX(Green Transformation)を提唱するなど、国を挙げた取り組みが加速している。GXとは温室効果ガス(GHG)の削減と経済成長を両立させた変革のことで、世界中の国が目指すカーボンニュートラルは、GXを実現する際の手段の1つと位置付けられている。
このGXを進めるに当たり、今後重要な基準となるのがサプライチェーンにおけるGHGの排出量だ。ただし、現在は多くの企業が活動量と排出原単位を基に推計した「二次データ」を使用しているため、数値は正確性に欠ける面がある。取り組みをさらに強化するためには、IoTセンサーなどで実態に即した実績値、つまり「一次データ」を使って削減効果の高い施策を実施していくことが求められる。
そのために本資料では、国の目標よりも10年早い2040年までのカーボンニュートラルを目指すNTTグループにおける先進的事例を紹介している。GXとDXの両輪で推進する変革方針だけでなく、同社が提供する数々のGXソリューションにも注目して読み進めてほしい。