インターネットを介して多くのサービスが提供されるようになり、リアルタイムに大容量のデータを通信するケースが増えてきた。そうした状況で発生しやすいのが「パケットロス」だ。パケットロスは通信の遅延や断絶、さらにはサービス品質の低下を招くため、早急な解決が求められる。
そもそもパケットロスが発生する原因は、ネットワークに処理可能な量を上回るパケットが流れることにある。また、ネットワーク機器やケーブルが古かったり、通信途中や通信先に何らかの問題が起きたりした場合にも起こり得る。こうした事態を回避するには、ネットワークを混雑させない、機器のファームウェアをアップデートする、機器の設定を見直すなどの対策が必要だ。
そして適切な処置を施すには、ネットワークの稼働状況やパフォーマンスなどを可視化・監視し、問題の原因や発生箇所を特定する仕組みが欠かせない。本資料では、パケットロスが発生する仕組みや原因を解説するとともに、専門知識不要で使えるネットワーク監視ツールを紹介する。