1989年に消費税が初めて導入されて以降、周知の通り、その税率は何度も変更されてきた。直近の2019年の変更では、それまでの5%から10%に引き上げられるとともに、生活上最低限必要な食料品などは8%に抑える軽減税率が適用された。さらにインボイスによる請求書関連業務の変更も記憶に新しい。
こうした金銭に関わるルール変更は、おおむね経理業務の負担増加につながってきた。一方で、以前から課題を抱えたまま、置き去りにされている業務もある。例えば、経費精算はその最たるものだ。交通費精算、仕訳、確認・承認、データ入力(転記)などにおける従来型の業務アプローチでは、作業負担も大きく、ミス発生のリスクも少なくない。
そこで本資料では軽減税率などの法改正、根強い経費精算の非効率さといった課題に対応するためのツールとして、ある経費精算システムを紹介している。交通費の複雑な清算への対応、仕訳データの柔軟な設定、スマホによる申請・承認などが可能な他、分かりやすい画面UIも大きな特長だ。軽減税率の基礎知識を再確認したい人にとっても分かりやすい資料となっているので、一読をお勧めする。