業務で利用するシステムの数が増加する昨今。セキュリティや内部統制を強化しつつ、煩雑化するID管理をいかに効率化するかが大きな課題となり、その解消に向け「ID管理システム」の導入が進んでいる。散在するIDを統合管理することで、管理工数の削減と適切なID管理の両立が可能になるからだ。
その活用方法と具体的な効果を見ていくと、例えば「アカウント権限切り替えの効率化」が挙げられる。今も多くの企業が、異動や出向などに伴うアカウント権限の切り替えを手作業で行っているが、ID管理システムと人事システムを連携させ、人事システム上の情報とアカウント権限をひも付けることで、権限を自動的に切り替えることが可能になる。また、退職者のアカウントの削除漏れを防ぐこともできるなど、効率化と同時に内部統制の強化につなげられる。
この他にも、ID管理システムを通じてID申請の運用を紙ベースからWebベースに変えることで、ID発行までの時間が短縮されるなど、さまざまな効果が期待できる。本資料では、ID管理システムの導入効果を、実例を基に詳しく見ていく。