VMware vSphere環境をAmazon Web Services(AWS)に移行したり、vSphere環境でオンプレミスとAWSを連携するハイブリッドクラウドを構築したりするために、多くの企業がVMware Cloud on AWSを導入している。しかし、その活用に当たっては、バックアップの問題に直面するケースも少なくない。マネージド型のAWS Backupを利用する手もあるが、「仮想マシンの上書きリストアができない」など、注意すべき課題も多い。
もっとも、AWS Backup以外にもバックアップデータの保存先には多様な選択肢がある。中でも、容量単価を抑えることができるAmazon Simple Storage Service(Amazon S3)は魅力的だ。そこで検討したいのが、VMware Cloud on AWSのバックアップデータをAmazon S3に保存するのに適したバックアップ&レプリケーションソリューションの活用だ。
ただし、同ソリューションとAmazon S3で、必ずしも万全なバックアップ体制が構築できるわけではない。本資料ではストレージ速度の条件やネットワーク設計のポイントなど、利用に当たっての注意点を中心に、バックアップ最適化の道筋を探る。