マルチクラウド環境を選択する企業は増加傾向にあるが、一方で高まっているのが、異なるクラウドサービスを併用することによる管理の複雑化だ。特にセキュリティ設定などのミスは、不正アクセスのリスクを増大させることにもつながるため、最優先で回避したい課題といえる。
しかしそのためには、各クラウドで一貫したセキュリティポリシーとコンプライアンスを確保する必要があり、この手間がかかる作業を手動で行うのは現実的ではない。そこで注目したいのが、VMwareが提供するCSPM(Cloud Security Posture Management)ソリューションの1つである「VMware Aria Automation for Secure Clouds」だ。これにより、Amazon Web Services(AWS)やVMware Cloudなど、多様なパブリッククラウドに対する管理を容易に一元化できるようになる。
さらに、クラウド設定やユーザー、ネットワークなどの情報を自動で確認し、ミスや違反がないかをリアルタイムかつ継続的にチェックするという同ソリューション。1000以上の事前定義されたクラウドセキュリティとコンプライアンスのベストプラクティスも活用可能であるため、マルチクラウド環境の管理を大幅に効率化できるはずだ。