ネットワーク回線や電話回線などに利用が集中して、混雑することを指す「輻輳(ふくそう)」。特定のユーザーが大容量のファイルを送受信して回線が占有されたり、VPN利用者が急増したりすると、日常のオフィスネットワーク内でも輻輳が発生し、通信が遅くなったように感じたり、通信ができなくなったりすることがある。
こうした状況に陥ったユーザーは一般的に、ブラウザのリロードボタンを押して何度も読み込み直す、新しいタブから同じサイトにアクセスしてみる、といった行動を起こすが、これによってデータ転送量はさらに増えてしまう。その結果、輻輳は悪化し、最悪の場合にはネットワーク機器がダウンすることもある。
それを防ぐには、ネットワーク回線の変更や、不要な通信の停止、機器のメンテナンス/リプレースといった対策が必要だが、その前にまずはネットワークを可視化し、利用状況を把握することが必要になる。本資料では、輻輳が発生する仕組みから、それにより引き起こされる問題、発生を防止する5つの方法まで、詳しく解説する。