クラウドサービスやテレワークの浸透は、組織に多くのメリットをもたらした。一方で、通信量の増加や不適切な契約帯域などにより、ネットワーク機器の処理速度の低下、パケットロスの発生といった問題が発生している組織は多い。この状況を放置したままでは、ネットワークの遅延は避けられないだろう。
こうした問題に深く関わっているのが、ネットワークの「輻輳(ふくそう)」だ。しかし、輻輳の発生を検知できず、障害の被害が出て初めて気付くというケースは多い。また、帯域利用の傾向や、通信量が増加しやすい時間帯の調査には時間がかかるのも実情だ。原因究明や再発防止に取り組むのなら、「いつ、誰が、どんな通信を、どれだけ行ったか」を可視化する必要もある。
そこで本コンテンツでは、ネットワーク機器で動作するNetFlowやsFlowなどのフロープロトコルを活用した、帯域可視化ツールを紹介する。アプリケーション/IPアドレスごとの通信量や帯域使用率などを約4クリックで可視化し、問題のある通信をわずか1分で特定するという。