人事・労務や財務・会計など、グループ企業における間接部門の業務を一箇所に集約することで、業務効率化やコスト削減を図るシェアードサービス。そのモデルの多くは1990年代に構築されたもので、現在のビジネス環境の急速な変化に追い付いておらず、さまざまな課題を抱えているケースが多い。
最適化されたシェアードサービスは、「信頼性」「即応性」「視認性」「親密性」「共感性」という5つの側面で評価されるが、中でも改善を必要としているのが「信頼性」と「即応性」だ。「リクエストの完了までに時間がかかる」「成果が不正確である」といった従業員の声は大きく、早急に自動化を取り入れてサービスをモダナイズし、従業員エクスペリエンスの向上に取り組むことが求められる。
本コンテンツでは、アジア太平洋地域の400人を対象に実施した調査を基に、シェアードサービスの課題と改善のポイントを考察している。その上で、モダナイズにおけるAIの役割や、パートナー選定時の検討事項なども詳細に解説し、最適化に向けた具体的な道筋を明らかにする。