コロナ禍の影響もあり、ここ数年でデータ保護に対するニーズが非常に高まっている。こうしたニーズに応えるため、多くのマネージドサービスプロバイダー(MSP)がBackup as a Service(BaaS)の提供を強化しているが、オンプレミスから複数のパブリッククラウドに分散する環境では、全てのSaaSまで包括的に保護するのは難しい状況にある。
しかし多少の困難は乗り越えてでも、全世界で100万社以上が採用するMicrosoft 365は提供すべきといえるだろう。実はMicrosoft 365ではデータ保護の責任は顧客にあると明言しており、BaaSの提供は顧客にとって大きなメリットになる。
また、BaaSの対象範囲を拡大することで他のMSPと差別化でき、Microsoft 365の巨大市場にアピールすることにもつながる。本資料ではこのように、ビジネス・技術・顧客の観点から、MSPがMicrosoft 365向けBaaSを提供することのメリットを考察している。既に提供を検討している企業にとっても、自社のビジネスを拡大するヒントになるはずだ。