侵害1件による損失額は平均435万ドル、複雑なIT環境を脅威から保護するには？

　クラウドや新しいデバイス、変革をもたらすサービスなどを次々とビジネスの現場に導入したことで、組織は業務効率化やコスト削減といった多くのメリットを享受できるようになった。一方で複雑化した環境は脅威への対応を難しくさせており、ある調査によれば、侵害の特定からそれを封じ込めるまでにかかる期間は平均で277日、1件の侵害による損失額は平均435万ドルにも上るという。

　慢性的な人手不足の中、組織のセキュリティチームがこうした状況を打開するには、セキュリティ運用の在り方を大きく変革する必要がある。具体的には、セキュリティチームだけでなくITチームやリスク管理チームが協働して攻撃対象領域を機敏にカバーし、サイバーレジリエンスを継続的に推進できるようにする、統合された環境の構築が求められる。

　本コンテンツでは、その実現に向けた3つのステップを解説している。AI主導のプロセスや、セキュリティオーケストレーション、アジャイルな対応の実現で、セキュリティ運用はどう変わるのか。成果を挙げた横河電機などの事例も紹介しているので、ぜひその効果を確認してほしい。