データ集計の手間を10分の1に削減、2社の成功事例に学ぶBIツールの活用術

　生産現場では、需要にあわせて「原材料の確保」「仕掛品の調整」「製品の在庫管理」などが必要になる。しかし、こうした各工程の情報は手書きの帳票によって管理されていることが多い。これではリアルタイムに情報を把握できず、原材料を仕入れ過ぎたり、中間工程で過剰に生産したりと全体を通した生産管理が難しくなってしまう。

　AGC化学品カンパニーも、こうした課題を持つ企業の1社だった。そこで同社が採用したのが、さまざまな業種に特化したダッシュボードを備えたBIツールだ。必要な画面の作成が容易で、機能も自社でアジャイルに作り込めるという特徴を持っていた。その効果は導入間もなくから効果を発揮し、デジタル化できていなかったデータを表計算ソフトで集計・配布する作業がなくなり、データ集計の手間を10分の1に削減したという。

　本資料では、この他、自動車部品メーカーの「南条装備工業」のBIツール活用事例も紹介する。同社では、電子帳票ツールを使って実績データをリアルタイムに収集・分析してダッシュボードに表示させ、経営者の迅速な意思決定につなげたという。本資料では、2社の事例を通して、このBIツールの特長を詳しく紹介する。