地政学的環境の複雑化、従業員によるリモートログインの増加、クラウド移行の加速などを背景に、セキュリティに対する考え方が変わりつつある。技術担当の経営幹部たちは「何も信用しない」ことをスローガンに、サイバーセキュリティの強化を優先事項としている。
実際、2023年の調査によると、企業のITセキュリティ部門における今後2年間の主な優先事項は、情報保護とデータ分類の改善だという。また別の調査では、2020年からの2年間でデータ侵害の平均被害額が12.7%増加していることも判明した。こうした状況を受けてCEOは、収益の確保とブランドエクイティの維持、さらに業務の安全性と復元性の向上に向けて、セキュリティへの投資を加速させている。
本資料では、企業においてこのような意思決定をする際に、役員や取締役会がよく問いかける10の質問を挙げている。「セキュリティをコストセンターではなく、ビジネスの差別化要因にするにはどうすればよいか」「クラウド技術の安全性は増したのか」といった疑問の答えを明らかにしているので、参考にしてほしい。