データ管理の新手法「データメッシュ」に、データファブリックが必要な理由

　データ管理の新しい在り方、手法として、近年注目されているのが「データメッシュ」だ。データメッシュとは、データの所有権をドメイン（そのデータを直接使用する組織／部門）に委ね、各ドメインがデータをプロダクトとして扱い、管理する責任を負うというものだ。これは簡単に言えば、データの分散を許容する考え方だ。

　この考え方は、データの一元的な管理とは対照的だが、データレイクにデータが埋没してしまう状況を回避し、柔軟なデータ活用や迅速な意思決定を実現するためには、データメッシュが有効なのだ。とはいえ、データの分散で不要なデータや重複したデータが見過ごされてしまうというデメリットもある。

　本コンテンツでは、データメッシュ環境において、データ活用の迅速性を確保しつつ、安全なデータ管理を実現するためには、相反する概念と思われている「データファブリック」というデータ統合テクノロジーの導入が不可欠であると指摘する。その理由とともに、データメッシュとデータファブリックを連携させる方法、推奨されるソリューションも紹介するので参考にしてほしい。