IT資産管理と呼ばれる業務プロセスの目的は、IT資産の保有状況や運用状況を全て可視化し、それらを管理することにある。これらが実現して初めて、企業は不要なITコストを浮き彫りにしてカットすることができ、ソフトウェアライセンスのコンプライアンスと、IT環境全体のセキュリティの強化を図れるようになる。
一方で、企業が保有するハードウェアやソフトウェア、仮想基盤といったIT資産は、今後もさらに増加し、多様化すると予測されている。この状況に対応しつつ、将来的なさらなる変化に備えるためには、企業はIT資産管理の合理化と一元化をさらに進める必要があるが、具体的にどのような手順でそれを実践すべきなのか。
本コンテンツでは、IT資産管理の意義とメリットを踏まえて、そのプロセスの合理化によって成果を挙げた企業・組織の事例を紹介する。さらに、インベントリ情報取得や資産ライフサイクルの追跡、ライセンスの一元管理、ITILプロセスとの連携など、IT資産管理を成功させる7つの手順について解説するので参考にしてほしい。