人的資本の情報開示、タレントマネジメントへの興味関心の高まりを背景に、現在注目度が高まっている「人事データ」。これは、従業員の氏名や住所といった基本情報だけでなく、保有スキルやキャリア志向など、人材にまつわる全てのデータを指すもので、人事部はもちろん、社内の各部署にとっても必要不可欠なものだ。
例えば経営層であれば、給与額の推移を見て自社の労働生産性を推量し、経営判断に役立てることができる。またIRであれば、株主に対する人的資本の情報提供のために活用できるし、広報であれば取材対応で従業員数などの情報を提供するために必要となる。さらに、人事がデータを活用することで、経験や勘に依存しない人材マネジメントや、意思決定のスピードアップが可能となるため、生産性の向上、ひいては事業の成長にもつながっていく。
ただし、そのためにはデータベースなどを活用し、必要なデータを必要な形で取り出せる管理体制を整備することが重要になる。本資料では、人事データの重要性から、活用によって期待できる効果、データ管理のポイントまで、基礎から分かりやすく解説する。