企業が採用するシステムアーキテクチャが日増しに複雑化する中で、「オブザーバビリティ」(可観測性)の重要性が高まっている。オブザーバビリティとは、システムで起きている事象を関連付けて、横断的に可視化することで的確に把握し、それを基に障害を予測したり、迅速に現在の問題を解消したりすることを可能にする概念だ。
特にオンプレミスとクラウドが混在するハイブリッドクラウドでのシステム運用において、このオブザーバビリティの構築と向上は欠かせない要素となっている。では、そのために何ができるのか。本稿は、オブザーバビリティを高めるために役立つ8つのポイントを紹介する。