ソフトウェア開発やインフラ、運用など多くの分野で、クラウド時代を経て新たな潮流となりつつある「クラウドネイティブ」。その基本的な定義は、「アプリケーションとその環境を、クラウドコンピューティングの特性を最大利用すべく最適化すること」。作業負荷の変化に動的に対応できる拡張性や、障害からの回復性の高さを獲得することが容易になるとして、既に多くの企業が注目している。
一方、クラウドネイティブは、既存アプリケーションを単純にクラウドに移行したり、クラウドでアプリケーションを開発したりするだけでは実現できない。まず連続的かつ反復的なプロセスを成功させるために必要なのが、可視性/実験/最適化という3つのコア機能をマスターすることだ。その上で、マイクロサービスへの移行やDevOpsの導入を進めていくことになる。
また、自動化を含めたクラウド環境の最適化、フィードバックループの作成といったステップも重要だ。本資料では、クラウドネイティブの意味と必要性、実践のための環境構築の方法について、7つの章に分けて詳しく解説する。