企業にとってアプリケーションは、従業員向けにも顧客向けにも不可欠なツールの1つになった。特にAmazon Web Services(AWS)のようなクラウド上でアプリ展開を加速できるようになったことで、その重要性は増している。ただ、課題として残るのがアイデンティティーとアクセス管理の領域だ。
従業員が複数のシステムにログインするために、別々のパスワードを管理しなければならないような環境は、生産性の低下を招きやすい。そうした環境では管理者もアカウントごとに設定の入力を繰り返す必要があるため、多大な手間がかかってしまう。また顧客に対しても、効率的な認証を提供することは重要となる。これを実現できない場合に顧客体験の低下につながる可能性があるからだ。
当然だが、従業員向けと顧客向けでは求められる要件も異なり、最適解も変わってくる。こうしたビジネスシーンそれぞれにおいて最適な、アイデンティティーとアクセス管理(IAM)手法は何だろうか。そこで本資料では、事例も交えて、シーンごとに効果的なIAMを実現する手段を紹介する。あるベンダーのソリューションとAWSを組み合わせることで、多様なケースに対応可能になるという。