老舗の金属加工メーカーであるテック長沢では、順調に業績を伸ばし、社員数が急増する中、ベテラン社員の引退による技術の喪失に危機感を抱いていた。新入社員にはOJTによるマンツーマン指導を行っていたものの、その期間は数カ月に及び、ベテラン社員が自身の業務に注力できない状況となっていた。
また、自動車に特化したISO規格であるIATF16949の取得においては、ExcelやWordでの作業要領書の作成が手間になっていた他、管理工数が発生し、外国籍の社員には内容が伝わらないなど、課題が山積していた。そこで同社が導入したのが動画マニュアル作成ツールだ。簡単かつ直感的に操作でき、リーズナブルな価格で導入できることや、自動翻訳機能が備わっていることなどが決め手となった。
導入後は、加工から梱包、デジタルノギスの日常点検まで、あらゆる作業を動画マニュアル化。これにより技術のばらつきの改善が進み、言語の壁も解消される見込みだという。本資料では「技術伝承」の課題を解決した同社の事例を基に、同ツールの実力を明らかにする。