ビジネス環境や顧客ニーズ、技術トレンドの急速な変化に迅速かつ柔軟に対応できなければ、組織は競争優位性を確保できない。そのためITに求められる役割も、従来のコスト削減や業務効率化から、“変化対応力を高めること”へとシフトしつつある。
そこで導入が広がっているのがマイクロサービスアーキテクチャだ。その活用により、リリースサイクルの高速化、障害の局所化、スケールイン/アウトのしやすさといったメリットを享受できるようになる。しかし、この新たな開発手法では、複数のサービスや機能を疎結合させて1つのシステムを構築するため、アーキテクチャの全体像やサービス間のつながりを把握・監視するのが難しい。
ポイント型監視ツールの寄せ集めでは複雑さをさらに増幅させることになるため、解決を図るには、予期せぬ事象を見つけ、それがなぜ起こったのかを解明する「オブザーバビリティ(可観測性)」のアプローチを採用する必要がある。本資料では従来の監視製品の課題を挙げた上で、可観測性の3要素や運用事例、推奨される5つの製品を紹介していく。