岐阜市にて、スポーツ、アウトドア、健康関連の商品を取り扱うECサイトを運営するYOCABITO。同社では自社ECサイトに加え、楽天市場やAmazon、Yahoo!といった各種ショッピングモールにも出店するなど、その事業を拡大してきたが、近年ではECサイトの機能追加やモールとの連携強化に伴い頻発する仕様変更に工数と時間を要するようになっていた。
その背景には、東京のデータセンターにてコロケーションサービスで稼働する基幹システムの問題があった。サービス提供会社によるハードウェア調達や搬入の作業時間に依存しており、またアプリケーション改修が間に合わない結果、特定の担当者しか対応できない業務が増えるなど、課題が山積していたのだ。
本コンテンツでは、YOCABITOにおける基幹システムの刷新、モダン化に向けた取り組みを事例として紹介する。同社ではこのプロジェクトを機に、新たに情報分析基盤の構築、社内OAの推進にも同時に取り組むことになり、これらの共通基盤として、必要な全ての機能を提供可能なクラウドプラットフォームを選定したという。