予算と人材に限りがある中でデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するには、非効率なシステム運用業務を自動化する必要がある。特にSoR(System of Records)領域で自動化を達成できれば、業務は大幅に改善・効率化され、IT人材をより付加価値の高い業務に注力させられる。
しかし、設定をコード化して自動実行するツール(IaC)を使っても、自動化できる範囲は限定的だ。個別の機器設定を自動化しても、環境が異なる別の機器に適用する場合は手作業が発生してしまう。運用業務は複数の関係者が情報を伝達しながら行うことが多いため、広範囲の自動化を複数のシステム環境で効率的に実行できる仕組みが求められる。
そこで本資料では、従来の運用自動化の範囲を超えて高度な業務省人化を実現するオープンソースソフトウェアを紹介する。システムの構築から運用までのフェーズをつなげて年間の作業コストを80%削減した企業や、機能停止の影響を自動予測して開発者への問い合わせを大幅削減した企業など、5社の導入事例からそのメリットを探っていく。