調査で見えたサステナビリティへの生活者意識の変化、企業はどう寄り添う？

　近年では多くの生活者、消費者が、ビジネス組織に対して環境への配慮とその持続可能性を要求するようになった。ある調査によると、93％の生活者は、コロナ禍を契機に環境サステナビリティと自身の社会的責任に関する意識が変化したと回答しており、67％以上は環境問題を自分事として捉えているという。

　こうした意識の変化は、特に消費財メーカーや小売業にとっては大きなチャンスの到来といえる。生活者の意識にブランドが寄り添うことができれば、自らの製品やサービスの購買や顧客ロイヤリティーの向上につながるためだが、生活者に対して、環境サステナビリティへの具体的な取り組みや自社の価値観を適切に発信できている組織はそれほど多くない。

　本コンテンツでは、世界各国の生活者に対するサステナビリティに関する意識調査と、今後の環境サステナビリティ戦略について組織の経営層に実施したアンケートの結果を、レポートとしてまとめている。これらの結果から導き出された、生活者に芽生えた意識の変化にブランドが寄り添うヒントを、ぜひ確認してほしい。