リモートワークの普及によってオンラインコミュニケーションが当たり前となった今。従来、会場に集まり行っていた研修をリモートに切り替えたという企業も多いだろう。しかし、エンジニア向けなどPCや機材の操作を伴う研修の場合、集合型と遜色ない研修をリモートで実施するのはそう簡単なことではない。
そこで参考にしたいのが、全国各地にカスタマーエンジニアを抱える「リコージャパン」の取り組みだ。同社では、東京や大阪で行っていたプリンタの研修をコロナ下でリモートに切り替えた。遠隔操作ツールを活用して東京の研修室のPCを受講者が直接操作し、講師とはオンラインで対話しながら印刷作業をして研修を進める体制へと変更した。
それにより、遠隔地にいながら実際の操作を習得できるようになっただけでなく、移動コストや移動時間を大幅に削減。コスト削減効果は半年で300万円以上にも上る。また、研修にかかる時間が短縮されて申し込みが増加した他、突発的な欠席も減り、「たくさんの人が受講する」という理想的な姿を実現している。本資料では、同社の取り組みとそれを支えるツールを詳しく見ていく。