国内においてもデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた取り組みが加速しており、ある調査によると、DXを企業戦略と連携させていると回答した企業は全体の56%、DXへの支出、投資が今後増加すると回答した企業は67%にも上るという。また、同じ調査ではDXの最優先事項として、業務プロセスの自動化を挙げる企業が多く、その割合は45%超だった。
このことはIT運用にも当てはまり、IT運用に関する最新の動向調査においても、人材不足に続く課題として自動化が上位に挙げられている。しかし、IT運用プロセス全体の自動化は長年にわたり待望されながらも、これまで実現できていない、いわば「永遠の課題」となってしまっている。
本コンテンツでは、国内企業に対するDX動向、IT運用動向調査の結果をレポートとしてまとめている。ここから見えてくるのは、IT資産管理、リソース管理、サービスレベル管理など、比較的レガシーなIT運用プロセスにおいて、自動化の立ち遅れが目立つという結果だ。これを解消するための具体的な取り組みについても解説しているので参考にしてほしい。