時代の荒波に負けない、骨太な組織をつくるには、何が必要なのだろうか。近年の成功した取り組みの中から見えてきたのが、「人材の確保」「従業員のモチベーション向上」「生産性を高めるコミュニケーションDX」という3つのテーマだ。
そのうち、「優秀な人材確保」について、経済産業省情報プロジェクト室長であり、デジタル庁企画官でもある吉田泰己氏は、3つのポイントがあったと振り返る。経済産業省では、ITリテラシーが十分とはいえない行政においてDXを実現するため、人材を募集し、実に300倍近い応募があるなど、高い反響を得た。この実現に当たって重要だったのが、ミッションの明確化、柔軟な働き方の確保、キャリアプランへの貢献という3点だったという。
本資料では、同氏に加え、2000社以上にワークライフバランスコンサルティングを行い、働き方改革や社員満足度の向上などを実現してきた小室淑恵氏、コープさっぽろのCIOとしてコミュニケーションDXを強力に推し進める長谷川秀樹氏にインタビュー。どの時代にも適応できる組織になるための条件を探った。