サイバーセキュリティ理解度調査：組織全体で意識を高めるための取り組み方とは

　攻撃手法が巧妙化し、甚大な被害を及ぼすランサムウェアなどのサイバー攻撃から組織とその事業を守るためには、経営層から従業員まで組織全体でサイバーセキュリティに対する意識を高める必要がある。しかし、その取り組みは決して簡単なものではない。

　専門知識を持たないビジネスパーソンを対象に、サイバーセキュリティの理解度を探るために行われたテストとアンケートによる調査では、理想からは程遠い現状が浮き彫りになっている。テストの正解率は約55～80％とあまり高くなかったことに加え、組織が実施するサイバーセキュリティの研修に参加したことがないという回答者が50％もいることが分かった。

　さらに、組織のサイバーセキュリティ保護は組織全体に責任があるとした回答者が約63％にとどまった点も懸念材料といえる。組織はサイバーセキュリティの理解度を高めるための取り組みを、参加率向上の努力をしながら強化していくことが望まれるだろう。本資料ではこうした調査結果に加え、意識向上に役立つ推奨事項も紹介しているので参考にしてほしい。