少子高齢化が急速に進む日本社会において、地域医療の役割はこれまで以上に重いものとなりつつあるが、一方でそれを支える情報インフラに課題を持つケースも多い。「大分三愛メディカルセンター」もそうした医療機関の1つだ。同院は各部門システムや拠点システムが個別に構築されていたことでサイロ化しており、データの利活用に課題を抱えていた。さらにはインフラの信頼性やセキュリティにも懸念があった。
そこでこれらの課題を解消するために、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)とデータ保護コンバージドアプライアンスを導入。旧環境の「VMware vSphere」との親和性が高かったため移行が容易で、かつ提供元からの手厚い支援もあり構築はスムーズに進んだ。その結果、バックアップ環境も含めグループ全体のシステム群を可用性や集約率が高いインフラに統合し、一元管理化に成功した。
加えてエアギャップ接続の確立によるバックアップデータの隔離によって、セキュリティインシデントが発生した際に重要なシステム/データを迅速に復旧できる環境も実現していく方針だ。本資料では同院の事例を基に、これらのソリューションについて詳しく紹介する。