ケース別にコスト比較、Active Directory管理コストはツールでどれだけ変わる？

　クラウドやリモートワークが浸透した現在、IDやアクセス権を適切に管理することの重要性は以前よりも高まっているが、その役割を担うActive Directory（AD）をActive Directory Users and Computers（ADUC）のような標準ツールだけで運用することは限界を迎えつつある。さまざまなクラウドサービスの導入によって、IDおよびアクセス管理（IAM）が複雑化し、AD管理もそれに伴い煩雑化したためだ。

　AD管理の典型的なユースケースとしては、従業員の入社や離職に伴うアカウント作成と削除の作業、パスワードリセットなどのヘルプデスク業務、部署異動などに伴う設定変更が挙げられる。標準ツールを使ってこれらに臨む場合と、AD管理に特化したサードパーティー製ツールを使う場合とでは、所要時間やコストにどれだけの違いが出るのか。

　本コンテンツでは、標準ツールであるADUCと、サードパーティー製AD管理ツールを、代表的な3つのユースケースごとに比較している。クラウドやリモートワークの導入による業務拡大によって、従業員IDやアカウントの管理に手が回らないと感じている組織は、ぜひ参考にしてほしい。