大学において多様な授業・研究を支えるITインフラは、キャンパスの広さから規模が大きくなりやすく、新旧の機器類が混在しやすい環境にある。そのためエージェントを導入できない老朽化した機器は監視項目が大幅に制限される上、大学全体での監視レベルが平準化できず、障害発生時の復旧が長期化する傾向にある。
こうした悩みを抱えていた国内大学が見つけたのが、エージェントレスであることに加えて豊富な監視機能を有するネットワーク監視ツールだった。ラックの管理機能やネットワークトポロジーの自動生成など運用効率化にも有効な機能も備えており、実際に混在環境でトライアルを行ったところ、プロセスやサービスの監視を問題なく実施できることが確認できたという。
さらに、プリセットされたOIDの豊富さも魅力の1つで、広大な大学インフラにも合致しやすかった。本資料では、大学がITインフラの監視を一元化・効率化した事例を通じて、複雑化したITインフラのまま運用監視の省力化を図るポイントを探る。